放課後の小さな秘密。




好きになるにつれて

私は

君と両想いになれたら……と
望むようになった。


見ているだけで
あんなにも幸せだったのに



でも―――。



「でも奏馬くんには、紗歩ちゃんがいるから…」



「へっ!?……紗歩?」



奏馬くんが私以外で呼び捨てにする人。


その人を想ってるんだと思うと
また胸が苦しくなる。



「私ちゃんと応援できるよ?
伝えること出来て、私は満足だし……」



「……」



あとは――――。





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