放課後の小さな秘密。
数日後。
やっと高校生活にも
少しは慣れてきて俺は廊下を
ぶらぶら歩いていた。
いや、正確に言うと
呼び出されてその帰り…。
もちろん告白。
それで断った―――。
どいつもこいつも
一目惚れだとか好きだとか
ほんと嫌になる。
そう思っていた時だ。
1人の女の子が立っていて
一瞬…微笑まれた。
――――誰だ?
でも黒いミディアムの髪に
透き通る肌。
可愛いな…って
自然に思っていた。