フルスロットルラブ
…えっ!?
私は颯真に好かれたいの?
え?アレ?
私は颯真に好きだって言われたいの?
おかしいな…、
まさか、そんな!という思いが頭の中を駆け巡るけれど。
もしも颯真に好きだと言われたのなら…と、
そう想像しただけで、
私の心臓は早鐘を打った。
何なんだこの動悸は…。
もしも颯真に好きだと言われたらと想像しただけなのに、さっきからドキドキが止まらない。
25年も前から知っている傲慢で不遜で尊大な幼なじみなのに、颯真に『好きだ』と告白される所を想像しただけで私の心拍数は急激に上がった。