I wanna be your only lover


――――――……


あれから3日。

思い出すことも気まずいくらいに悶絶したあたしだったが、

とうとう決心した。

タクさんに話をすることを。

話といっても、

あたしの気持ちを話すのではない。

『酔っておかしなこと言ってすみません』と言う。

要するに、ごまかしてうやむやにして無かったことにするのだ。

タクさんも気まずいのか、

あれから何の連絡もない。

…まぁ、もとから連絡なんてもらったことないけど。

とにかく、意を決してタクさんをてんけんの部室に呼び出したのだった。






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