あほ領域
――何かしら、、
そうじ途中の六畳ほど
の部屋に取り残された遥は
誰かに見られてるような
変な感じがしていた
辺りを見ても当然のように
一人暮らしの瑠衣の家
に人がいるはずない
「遥ごめーん!!」
15分ほどして
支度し終えた瑠衣が
遥のいる部屋に戻ってきた
「おっそいよ!」
「ごめんって!じゃ行こう」
なんとも母と子のような
2人は掃除しかけの古城
から出かけていった
――留守番を1人残して