【短編】本当の私の「好き」が届くまで。
何コレ…?



甘くて丸くて…少しザラザラする…?



「鈴カステラだよ。ほら、近くに屋台があってさ。」



海斗が指を指した方向を見ると
“泣いてる子も怒ってる子も笑顔にしてくれる!魔法のカステラ・鈴カステラ!”

と、書いてある屋台があった。



「鈴カステラ…?何…それ?」



私は鈴カステラを知らなかった。



「実菜美…もしかして鈴カステラ知らねぇの!?」



どうしてそんなビックリしてるんだろう……?



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