最強彼女はNo.1!?

「…煉夜」
「は?俺?………今もその転校生と連絡をとってるのか?」

ああ、こーゆー質問が最初にくるべきだよね。てか自分にくるとは思ってなかったのか、あの吃りよう。

「一年くらい前までは頻繁に連絡とってたけどちょうど11ヶ月前から音信不通になってた」


あたしの"何か"を含んだ物言いにしかめっつらをしたが口は開かない。


「拓真」
「最近連絡あったの」

やっぱ拓真は分かってるねー。これ、姜希と萩斗だったらこの質問が出てきてるか怪しいところだ。

「今日メールがきてた」

簡潔な答えに眉一つ動かさない拓真。
基本ポーカーフェースだからな。
分かりにくいけどイラだってるんだろーな。
とは思っても最後の一人へ視線を向ける。


「最後に…充」
「そのメール見せろ」

………やっぱりか。狼龍のメンバーはビックリしてるけど。

「…はい。これ」

一斉に充の周りに集まる奴ら。
だが思っていたのと違ったのか疑問符が顔に表れている。
そりゃ『近々そっち行くからヨロシク☆』じゃあねぇ…。


「ふーん…」


最初に口を開いたのは充。
今まで聞いたことのないような冷たい声。





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