最強彼女はNo.1!?

うーん…見事な間抜け面。


しかしなんでこうも微動だにしないかな。


いい加減お腹の空腹がなー…。


「食べるの?食べないの?どっち!?」


二人の背中を勢いよく叩いて正気に戻して聞いた。


「…え、あー…食べる」


「ったぁ…。まあ食べるけど…」


うん、笥箕は慣れてるよね。
胡蝶の総長してるだけあるよね!!


んで奏迩は…かなり久しぶりだからしょうがないかな、うん。


「じゃ、とりあえず学校から出ようか」


軽い足取りで階段を降りながら二人を急かす。




鞄を取りに教室に戻ったところで充と遭遇。


………あ、そっかそっか。何か忘れてると思ったら充だ。


そういや笥箕と奏迩を探し回ってる時に遭遇しなかったからもう帰ったのかと思ってた。


「屋上ぶり。充、今までどこいたの?」


不思議に思いながら聞くとなぜか職員室にいたとのこと。


…職員室か。成る程遭遇しないわけだ。だって職員室は見てないもの。


「なー、萌架?狼龍の副総長さんも一緒に食べるのー?」


笥箕があたしに抱き着きながら聞いてくるから一年の時を思い出した。





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