最強彼女はNo.1!?
………で、あの後行くアテもないから笥箕が総長をやっている胡蝶にやってきた。
いや、胡蝶の奴らっていい子多いんだよね、案外。しかも優しいしね。
今だって───…。
「アゲハさん、クッキーいりませんか?」
「アゲハさん!!美味しい紅茶の葉っぱ手に入れたんすけどどうっすか?」
「アゲハさーん!!今日こそ訓練お願いしますー!!」
ほら、ね?
いや、最後のはなんか違う気もしないではないけどそれでも慕ってくれてるってことはよく分かる。
なんて可愛い奴らなんだ…!!
今日、学校を追い出されるという仕打ち?を受けたせいか優しさが身に染みる。
「ふぁあああ!!疲れたー」
現在の時刻、20時。
今まで胡蝶の訓練して欲しいと言っていた奴らと手合わせして指導したりしていたらいつの間にかこんな時間になってました。
「お疲れ様ー。うちの奴らに付き合ってくれてサンキューな」
なんて言葉の後に差し出された紅茶。
笥箕さん、あなた…気がききますね。いいお嫁さんになれると思うよ、ホントに。
え?性別?気にしない気にしない、ね!!
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