最強彼女はNo.1!?
なんて言ってみたりもするけど、実際、なんでこうなってるのか分からないからモヤモヤする。
一体、みんな何を考えて行動してるんだろ?
「………ねぇ、笥箕?」
寝転んでいたソファーから身体を少し起こし、笥箕に話し掛ける。
「ん?どーした?」
キョトンとした顔で問い掛けられた。
…笥箕、可愛いよ!!
以前の笥箕みたいだ!!
「明日…探り入れない?」
「嗚呼…成る程。OK」
可愛らしい笥箕から一変、ニヤリと悪巧みをする表情に変えてそう言った。
このギャップ…ギャップ好きのお姉さん方が放っておかないよ!!
「………っ」
「───────!!」
ふと、人通りの少ない道に差し掛かった時人の争うような声が聞こえてきた。
争うといっても、口喧嘩とかっていう生易しいものじゃなく、どこかの族のような感じ。
最近、抗争とか減ってきたと思ったらまたかよ…。
面倒なことは嫌いだけどこうゆうことには首を突っ込んでしまう自分に嫌気がさす。
ため息を吐きながら声の聞こえる方へと方向転換した。
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