最強彼女はNo.1!?
そう、今回はあたしが首をつっこんでもどうにかするなんてできっこない。
分かりきっているからこそこんな雰囲気に耐え切れずによく授業をサボったりしているというのに。
早く、決着がつけば、また前みたいに居心地悪くならないで、皆が笑って過ごせるのに。
なんで上手く進まないんだろう?
何もできない自分が歯痒くて、唇を噛み締め、両手を強く握った。
そんなあたしにさらなる追い撃ちをかける出来事が起こることへのカウントダウンはすでに始まっていた───。
その夜。
あたしはなぜか充の部屋に呼び出された。
最近まともに話すらしていなかったのでなんの話だろうと思った。
そわそわとしながら開けた扉の先には充。
真剣な話をするときの表情。
真正面に座り口が開かれるのを待つ。
「───…別れよう」
躊躇ったあとに聞こえた言葉。
「え?なんて?」
突然すぎる言葉にあたしの脳は理解していない。いや、理解したくないんだ。
「だから…別れよう、って」
再び言われた言葉にあたしは何も返せない。
あたしはそこで気を失った…。
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