最強彼女はNo.1!?

遠慮なく受け取ろうとしたら横から手が伸びてきて誰かに萩斗をとられた。


不満げな顔をしながらそちらに向けばそちらに向けば煉夜とみつら



あぁ、これは狼龍に何かを伝えるとき。


そうでない限り基本、あたしの好きにさせてくれる。


まぁ、充があたしの代わりに萩斗に精神的ダメージを与えてるっぽいけど。


スッと手を引いて一言だけ残して新しい自分の教室に向かうことにした。




教室に着いた途端、なぜか囲まれるあたし。


え、何かしでかしたっけ?


いや、今日はまだ何もやらかしてないよ!!…多分………。


なんて思ってると話し掛けられて


「朝っぱらからカッコイイこと言って…男顔負けのかっこよさだったぜ!!」


なんて言われた。


えーっと、これって褒められてるんだよね?


「ありがと?」


まぁ疑問形で返したのは愛嬌ってことで、ね。


ふと辺りを見回すとなんだか見知った顔が多いことに気づいた。


あー…だからこんなにフレンドリーなやつらが多いのか………納得だわ。


一日そこらでクラスに馴染んだ去年をなんとなく思い出す。




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