スターの結婚
真夜中の公園で二人は仲直りのキスをした。


二人が仲直りをしてから2時間後の午前5時過ぎ――


悠果里と公平は悠果里の部屋で体をよせあって寝ていた。


「キャー!」


そんなところに何気なく入ってきた明佳里は早朝から絶叫した。


アナウンサーの明佳里の声量は一般人の声量とは違う。


寝ていた公平は飛び起きた。


しかし、悠果里は動じずに隣で爆睡中。


明佳里が驚くのも無理はない。


姉の部屋を開けるとベッドには大スターの瀬野公平と自分の姉が1つのベッドで寝てたからだ。


「明佳里ちゃん、久しぶり。」


公平はバツの悪そうな顔をした。


「あ、あの〜、なんかお邪魔しました!」


そう言って、明佳里はドアを閉めてしまった。


「なんだあれ...。」


公平は二度寝しようとして時計を確認すると大介が迎えに来る7時まで2時間をきっていた。


公平は悠果里を起こさないようにベッドをそっと出ると、服を着て風間家を後にした。

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