スターの結婚
ACT3.抑えきれない感情
2時間も寝ていない公平はヘトヘトのまま楽屋入りした。


「やっば、眠い...ろれつ回るかな〜」


公平は座布団に顔をくるめた。


「寝てないんすか?」


心配そうに大介は尋ねた。


「寝てないようなもんだな。笑 昨日、喧嘩して大変だったんだよ。」


公平はさらっと言った。


「悠果里さんと会ってたんすか!?しかも、寝不足ってことは...家に泊まったんすか!?」


大介は血相を変えて問いただした。


「お前、エロい想像し過ぎ!笑」

大介とは正反対に公平はあっけらかんとしている。


「だって、やることなんて1つしかないじゃないですか!」


「まあ、大体はあってるけどとにかく喧嘩の後処理が大変だったんだよ。」


「公平さん、まじスキャンダルだけは気をつけて下さい。特にドラマ期間中にすっぱ抜かれるとかだけは勘弁ですよ!」


「気をつけるよ。でも、あいつがいなくなるぐらいなら俺はいくらでも記事になってやる。」


公平は真剣な表情で言った。






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