隣の席のヤンキーGiRL
「先生、席替えはまだですかっ」
「まだです」
一切曇りのない返事に俺は落胆とした。そして、席に向かおうと振り返り、自分の席を見て驚愕とした。
竜ヶ崎が居る・・・。え?いつの間に。
ゆっくりと、ゆっくりと席に向かい、素早く着席した。
俺の半身が警告を出している。ここは危ないと。
「ねぇ」
隣から声が聞こえた。
「ねぇ」
また聞こえる。ゆっくりと竜ヶ崎を見ると、彼女はこっちを睨んでいた。
「えっ、な、な、なんで、なんでしょう?」
かなり噛んだ。