隣の席のヤンキーGiRL

「あらら、残念」

 スキンヘッドの男が俺を見た。

「でも、こんなところで二人きりで関係ないはずないだろうよ」

 ニカっと笑い、俺に近づいてくる。

 どうしようもなく立ち尽くしていると、男は俺を倉庫から引っ張り出した。

「こいつ、お前の何?」

 金髪の女が俺を指差しながら、竜ヶ崎に問いただした。

「だから関係ない奴だって言っただろ?人の話し聞こえてんの?」

 ニヤっと笑いながら言った瞬間、竜ヶ崎の顔から凄い音がした。

「・・・あんたって本当に不愉快」

 金髪の女が竜ヶ崎の頬にビンタをした音だった。
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