隣の席のヤンキーGiRL

 竜ヶ崎は、先程の場所に立ったままこっちを見ていた。倒れていた奴は皆出て行った。

「おい、何があった?どうした?」

 先生たちが慌てて駆け寄ってきた。砂埃が目の前を通り過ぎていった。

「おっそいよー。マジで」

 翔梧が腕を組み、先生に突っかかった。

「いやぁ、会議中で先生たち職員室にこもっててなぁ」

「大丈夫か?立てれるか?」

 一人の先生が手を差し出してきた。その手を掴み立ち上がった。

 お尻の部分についた砂を払った。

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