隣の席のヤンキーGiRL

 なんだかんだ色々な話をして、結局午後の授業には出ることなく、この日は終わった。

 家に帰ったら珍しく親に心配されたのには、ちょっと驚いたけど。それよりも今日の自分の行動に、俺は驚きだった。

 なんだって竜ヶ崎なんかに、俺は関わってしまったんだろう。

 正義のヒーローを気取りたかったのか?いやいや、ヒーローって・・・。竜ヶ崎を守りたかったのか?俺よりも強いあいつを?

 弱虫と言われたことを汚名返上したかったのか?あーっ。考えたら考えただけ、訳がわからない。
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