隣の席のヤンキーGiRL

 さっさと風呂を出て、寝た。疲れていたのか、すぐに寝れた。

 翌日、普通に登校すると、何人かの生徒に、昨日何があったのかと聞かれた。

「なんにもないよ」

 と笑顔でにっこりすることしか俺には出来なかった。昨日先生に口止めされていたから。

 まぁ、口止めされなくても言うことはなかっただろうけど。人質にされてました、なんて情けなくて言えないって。

「よぉ、佑久。どうだ?」

 翔梧はそう言いながら、首の辺りを指差していた。
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