隣の席のヤンキーGiRL

 ぼーっと授業を受け、空席の隣を見る。

 もしこいつが学校に来たらどうしよう・・・と内心悩んでいた。

「・・・い、おいっ、聞いてんのか?小林佑久」

 ふと名前を呼ばれ、顔をあげる。

「あ、先生」

「『あ、先生』じゃねーよ。授業聞いてたか?」

「先生が俺の異議を却下したから、全然聞いてなかった」

「何を言ってんだ、ちゃんと聞けよ」

「はーい」
< 7 / 98 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop