隣の席のヤンキーGiRL

 竜ヶ崎の叔父だと確信した。血祭りって・・・。怖いって。

「ありがとう。教室に戻って構わないよ。もし、また何かあったら、いつでもおいで。竜ヶ崎に何かあったらすぐ言うように。いいね?」

 ・・・この理事長、姪馬鹿だわ。

「あ、はい。じゃあ、失礼します」

 手を振りながら、理事長は俺を見送った。

「・・・なんか疲れた」

 気疲れか、理事長がちょっと変だったからか・・・。

 とりあえず教室に向かって歩いた。
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