隣の席のヤンキーGiRL
真っ青な澄み切った空が広がっていた。とても綺麗で、すぅっと頬を掠めた風が心地良かった。
「なんだ、弱虫くんか」
竜ヶ崎の声にハッとして、見上げていた顔を下げた。
「り、竜ヶ、崎・・・さん」
急な声掛けに、びっくりして、上手く声が出ない。恥ずかしい。
「何?なんでこんなとこに居るわけ?」
「えーっと、いや、そのぉ」
竜ヶ崎の眉間に皺が寄るのがわかる。
「はっきり喋れば?うざいんだけど」