隣の席のヤンキーGiRL
「ご、ごめん」
「話しかけんな」
彼女は自分の髪をかきあげた後、また寝に入った。よっぽど眠たかったんだろうか。
次の休み時間になっても彼女は寝ていた。
「おい、佑久。向こう行こうぜ」
小声で話しかける翔梧。さっきの竜ヶ崎が怖かったんだろう。眠りを妨げないように配慮したんだろうな。
「おう」
教室を出て、渡り廊下へと向かった。
「おまえ、よくあんなにうるさく出来たな。いつもなら、すぐ謝るくせに」