隣の席のヤンキーGiRL

「いやぁ、すっかり竜ヶ崎が居るの忘れてたわ」

「本当に心臓に悪いから」

「だよなー」

 急に怒るから、びっくりした。

「そういえばさ、ここに乗り込んできた奴ら、昨日の夜、駅前に居たぜ」

「何やってたの?」

「俺は遊びに行った帰りだったんだけどさ、あいつらなんか人数増えてたむろしてた」

「また竜ヶ崎に何かしに来るのかな」

「いやぁ、さすがにもう学校には来ないんじゃない?先生たちも警戒してるっぽいし」

「そっか」
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