2度目の恋は、やさしい蜜の味
何故だろう……

悠斗さんと話しているとどこか懐かしい気分にさせられる。

どこかで会って話したことがあるような……

あ、そっか。

由美のお兄さんなんだから挨拶程度は交わしたことがあるのかもしれない。


最初こそ緊張していた美月だが、安心感があり、打てば響く悠斗との会話が楽しくなるまでそう時間はかからなかった。


2時間ほどでその席はお開きとなり、美月と由美、悠斗、佐倉の4人は2次会へは参加せずそのまま帰路についた。

由美と佐倉の邪魔をしたら悪いなと思った美月が2人の少し後ろを歩いていると、悠斗も美月に合わせるように歩を緩めた。




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