2度目の恋は、やさしい蜜の味
「ありがとうござい
「ダダで渡すなんて言ってないけど?」
素直にお礼を言って受け取ろうとしたの美月に対し、悠斗はニッと笑って差し出していた学生証を自分の方に引っ込めた。
「タダじゃないって学生からお金取るつもりですか?」
「いやいやまさか。学生証を渡す代わりに美月ちゃんの連絡先教えて欲しいんだよね」
「え……?」
「だから、美月ちゃんの携帯電話の連絡先と引き換えに学生証を返すっていうこと」
「……なぜ連絡先なんですか?」
「ん?他の部員の人はほとんど知ってるけど美月ちゃんのは知らないから。ほら、合宿の件もあるし、知ってた方が何かと便利だろ?」
便利……なのだろうか?
「ダダで渡すなんて言ってないけど?」
素直にお礼を言って受け取ろうとしたの美月に対し、悠斗はニッと笑って差し出していた学生証を自分の方に引っ込めた。
「タダじゃないって学生からお金取るつもりですか?」
「いやいやまさか。学生証を渡す代わりに美月ちゃんの連絡先教えて欲しいんだよね」
「え……?」
「だから、美月ちゃんの携帯電話の連絡先と引き換えに学生証を返すっていうこと」
「……なぜ連絡先なんですか?」
「ん?他の部員の人はほとんど知ってるけど美月ちゃんのは知らないから。ほら、合宿の件もあるし、知ってた方が何かと便利だろ?」
便利……なのだろうか?