2度目の恋は、やさしい蜜の味
「分かりました」
美月が携帯電話をバッグから取り出すと、悠斗もそれに合わせてジャケットの内ポケットからそれを取り出した。
そして赤外線通信で番号とメールアドレスの送受信を行うと、ようやく学生証が美月の手元に戻った。
それじゃ、と言って立ち去ろうとした悠斗を今まで黙って横で待っていた菜緒子が「あの、すみません」と言って引きとめた。
「私にも連絡先教えてください!!」
「え、えーと君は?」
驚いている悠斗を横目に、やっぱり、と今の状況に美月は納得していた。
「私、美月の友達で谷口菜緒子と言います。正直、あなたに一目惚れしてしまいました。お友達になりたいので、お名前と連絡先を教えてください!」
おお、さすが菜緒子。
直球だなぁ。
教えてくれるまで帰さないという勢いに負けたのと時間が無いという2つの理由が相まって、悠斗は菜緒子に躊躇なく連絡先を教えるとすぐに帰った。
美月が携帯電話をバッグから取り出すと、悠斗もそれに合わせてジャケットの内ポケットからそれを取り出した。
そして赤外線通信で番号とメールアドレスの送受信を行うと、ようやく学生証が美月の手元に戻った。
それじゃ、と言って立ち去ろうとした悠斗を今まで黙って横で待っていた菜緒子が「あの、すみません」と言って引きとめた。
「私にも連絡先教えてください!!」
「え、えーと君は?」
驚いている悠斗を横目に、やっぱり、と今の状況に美月は納得していた。
「私、美月の友達で谷口菜緒子と言います。正直、あなたに一目惚れしてしまいました。お友達になりたいので、お名前と連絡先を教えてください!」
おお、さすが菜緒子。
直球だなぁ。
教えてくれるまで帰さないという勢いに負けたのと時間が無いという2つの理由が相まって、悠斗は菜緒子に躊躇なく連絡先を教えるとすぐに帰った。