2度目の恋は、やさしい蜜の味
「土曜日のサークルの飲み会にOBとして参加してたんだよ」

「え!?本当に!?もう、用事なんか断って無理にでも参加しとけば良かった。でも、今日連絡先聞けたしいいか。念のために聞くけど、彼氏じゃないんだよね?」


本格的に押せ押せモード突入のようだ。


「彼氏じゃないから安心して。私男の人苦手なの知ってるでしょ?」

「まぁ、男を避けてるなぁとは思ってたけど、悠斗さんには普通に接してるように見えたからさ」


早速名前で呼んでいる。

好きになった人にはパワー全開で進む菜緒子。

自分の気持ちに素直な菜緒子を見て、美月は少し羨ましいと思った。

それにしても、傍から見て悠斗さんとは普通に接してるように見えるんだなぁ。

でも、確かに悠斗さんはお子様扱いしてくるから、なんとなく安心できる。

それに、話しているとどこか懐かしい気分になる。

まだ3度しか会っていないのに変な話だけど。








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