2度目の恋は、やさしい蜜の味
助けると思ってって……本当に何なんだろう。

悠斗さんの自分勝手な発言に怒ってもいいはずなのに、顔が緩んでる自分がいる。

急用ができたと理由をこじつけて断ることだってできる。

でも、それをしようとしないのは……?

誘われて嬉しかったから?

まさか、違う違う。

まぁ、デートとかいう訳ではないだろうし、そんな考える必要はないか。

菜緒子も誘ったら喜ぶだろうか。

よし、友達も一緒でいいか後で聞いてみよう。


美月は自分を納得させると、アルバイトに行く準備を始めた。

着替えを始めてから間もなく、再び携帯電話が鳴り響いた。

携帯電話の画面には、美月の予定を悠斗に教えたであろう人物の名前が表示されていた。







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