2度目の恋は、やさしい蜜の味
美月は、家に帰るのを苦痛に感じていた。

なぜなら、夜になると決まって両親の喧嘩している声が家の中に響いてくるからだ。

部活に入っていない美月は、門が閉まるぎりぎりまで学校の図書室で時間を潰していた。

休みの日には、由美と二人で出かけたり、一人で街の図書館に通ったりしていた。

そして、一人で通っていた図書館で美月は彼と出会った。



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