新人女性騎手の憂鬱。因縁にカタをつける強い意志は風になって走ること。運命をかけたゴールはすぐそこだ!
No news is good news.
(便りの無いのは良い便り)

本当にそうなんだろうか?


たった一人の兄を追いかけるように、同じ道を歩み始めた私。
でも、現実はなかなか厳しくて。


男ばかりの世界で対等でいる為には、強い精神力が必要だ。

自分に甘い私には、勝負の世界は厳し過ぎる。
毎回、検量でドキドキしているようでは、この世界で生き抜く事は不可能と言っても良い。

騎手じゃなくて厩務員の方がお似合いなんじゃないかと、最近 本気(と書いてマヂと読む)で思い始めた私なのだった。

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