オレはそんな彼女に恋をした    ~地獄鬼の襲来!~ [完]


と、そこに麗が現れた。




「話し中ごめんね!お待たせ、オムライスだよ」

「わぁ、おいしそう!!」

「今日は一段とうまそうやなぁ」




そのことばに嬉しそうに麗は答えた

つくる者への褒め言葉だ




「そう言ってもらえると嬉しいな!おいしく食べてね。
あと、食後のデザートにこれもどうぞ」




机の上に出されたのはチョコパフェ2つ



「燐はこっちのやつだからね。じゃ、ごゆっくりー」




そう言って出て行った




「食べてみィ、珈衣。ここのはどこのよりもうまいで!」




自信のある燐の言葉にうなづいて珈衣は一口食べた

そしてすぐに満面の笑みを浮かべた




「ん~、ほんとにおいひぃ♪」

「ちゃんと飲み込んでから喋りぃ」

「うん。でもホントにおいしいね、ココのオムライス!」

「せやろ」




ホントにおいしそうに食べてる珈衣に燐もうれしくなった

自分の好きなものが褒められるのはうれしいのだ

それに兄のように思っている麗が褒められるのは自分がホレられているように感じる
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