オレはそんな彼女に恋をした ~地獄鬼の襲来!~ [完]
「うってるわけねーじゃん。俺なんかじゃ燐になんて勝てないのわかってるし、無謀なことはしませんよー。てか・・・その殺気しまってよ」
「・・・・何か用があったんじゃないの?」
燐が話をそらすように聞くと卓は自分の用を思い出したかのように燐の肩に腕を回し笑顔で言った
(こういう時はたいてい何か頼みごとやんなぁ。はぁ、めんどくさいことじゃなきゃええけど・・・)
「そうだった。CATのオムライスおごってやるから俺に付き合えよ!」
「合コンとかに連れて行くつもりじゃないよね?」
燐は不機嫌オーラにプラス怪しむように聞いた
燐は合コンといったような女に関することが嫌いだ
理由は合コンとかの女ってたいていのやつがめんどくさいから
それに卓は慌てて首を振って否定した
「そっ、そんなんじゃないって。今日は買い物に付き合ってほしいだけ!!」
「ふーん。まぁ、それならいいや。あっ、もうSHRはじまる。CATのオムライス忘れないでよ。じゃーね」
「おう、またあとでなぁー」
燐は買い物、というのを聞いて適当にあしらうように言い放った
買い物事体は嫌いではなく、むしろ好きな方だ
それに何より、CATのオムライスを食べれることが燐的にはうれしかった
(らっきーやな、ただでオムライス食えるなんて。ついでに買いたかったものも買うか)