オレはそんな彼女に恋をした ~地獄鬼の襲来!~ [完]
「まず、俺んちのことについてな。
俺んちは、てか俺にはもっとも強くな、安倍晴明の血がながれとる。
家のもんはみんな陰陽師に関連する職業についとる。
まぁ、それが裏の姿言うやつもおるけど。たとえば、俺とかな。
俺の家、桜獅家は陰陽師の中でも妖怪らの中でも、ようしれわたっとる。
それに、結構な強さもほこっとる。
現在の当主は俺や。まぁ、俺んちの陰陽師についてはこれくらいか。」
お茶を飲みながらのーんびりと燐は話していった
それを聞いて珈衣は納得したような顔をした
「燐の家がそうだったんだ。
私の家は、別にそこまで強くわないし、特別誰かの血をひいてるわけじゃない。
それに、戦いのときも言ったけど攻撃型じゃなく防御型。
これは、うちのものみんな一緒。だから、名も知れ渡ってはいないの。
それでも、みんなは自分にできることがあると信じて陰陽師を続けているわ。
当主は私よ。神に従えしものを式に下すことができたのは私だけ。うちについてはこれくらいよ。」
その言葉を聞いて燐は思ったことを口にした
「オレは珈衣の一族すごいと思う。
陰陽師やゆーひとも自分にできることがあるって思っとる奴は少ない。
そんなやつらに比べたら珈衣たちは誇れると思う。」
まっすぐな瞳を珈衣にむけて微笑んだ