オレはそんな彼女に恋をした ~地獄鬼の襲来!~ [完]
燐にとっては優希のそのもおしでは楽なことだった
はっきり言って敬語などめんどくさく感じる燐
表姿ではできるだけ負担が減ってくれた方がうれしいのだ
「わかったよ。珈衣、久しぶり。」
珈衣と最後にあったのは2日前の燐
あの日は燐と珈衣にとって共通の秘密を知った日だった
燐は親しげに珈衣に話しかけた
2日だから久し振りというほどのことではないかもしれないが一応久し振りという燐
「うん、久しぶり燐♪」
燐と珈衣のやり取りに疑問を持ったらしい卓が口を挟んできた
それも顔は少しニヤついている
それは燐には容易に理解できることだった
「アレ、いつの間に仲良くなったの?」
燐はそんな卓を相手するのがめんどくて軽く流した
「お前はしらんでいい。それより、僕たちをここに呼んだ理由は何ですか、理事長?」
燐は早く帰りたいというように理事長に親しげに話しかけた