オレはそんな彼女に恋をした ~地獄鬼の襲来!~ [完]
相変わらず人を乗せるのがうまいと燐は少々龍に感心していた
普段のチャラさとかそういうのはあれだがやるときにはやる男なのだ
「りゅ、龍さんがそこまでいうなら別に・・・いいっすけど」
龍直々に頼まれたせいか卓は少し照れていた
「よかった。卓が断ったらどうしようかと思ってたから。君たちも生徒会、お願いできる?」
珈衣と優希、燐に龍は目を向けて聞いてきた
「ぁ、はい。私は別にかまいませんよ」
「俺も構いませんよ」
すると次は燐だけに目を向けてきた
燐にはその意味が分かっていた
はぁとため息をついて見返した燐
「どうせやらないって言ってもダメなんだろ?」
「よくわかってんじゃねーか、燐」
龍はにやりと笑って燐の頭をくしゃっとなでた
「言っとくがオレは自分の仕事しかする気はねぇーよ?ついでに俺の素がこいつら意外にばれるようなこともな」