オレはそんな彼女に恋をした ~地獄鬼の襲来!~ [完]
「なぁ~、遊ぼうぜぇ」
気持ち悪い笑顔で女に言い放っている男に燐と卓は近寄り、燐がめんどくさそうに口を開いた
「なぁあんたら・・・・。女一人にいい歳した男がこんな人数でみっともないねんけど。
さっさと俺たちの前から消えてくれへん?それとも・・・俺たちが遊んでやろうか?」
燐はハッと鼻で笑い男たちを見下す。
お腹がすいているのにご飯を食べに行くのを邪魔されいささか不機嫌な燐はそれを隠すこともしない。
「そうそう!お兄さんたちその子がかわいそうじゃん?さっさと消えないとここのイケメンなお兄さん機嫌が悪いから痛い目を見ることになっちゃうよ」
しかし、燐と卓の忠告を男たちはあっさりと無視し二人に突っかかった
「はぁ?なんだお前ら」
「ガキは引っ込んどけよ」
それに燐はハッと笑い先ほどより怒りのオーラが増していた
さすがの卓もうざいとおもいながらその顔からは笑顔が消えていた
「卓、お前は右の二人片付けいや。」
「ラージャー。任せときな相棒」
何も問題はないというように意気揚々と二人でやるあいてを決める二人に
あくまでも自分たちの方が強いと思っている男は呆れたように、そして少し怒りを含みながら二人に言い放った
「もしかして、俺らとやろうってんの?」
「そんな冗談はきついぜ」
「こっちは四人だぞ?」
「餓鬼二人で勝てるかよ」
燐と卓は二人で顔を見合わせ大きく笑った
「四人?」
「俺らにはまだまだ少ないなぁ?俺らをやろうってんなら好きなくても30は連れてこいよ」
燐がそう言い終わると同時に卓は動いていた
速いスピードに軽い身のこなし
動きは猫のようにしなやかであっという間に男二人をノックアウトしてしまう