オレはそんな彼女に恋をした    ~地獄鬼の襲来!~ [完]



フードを取った瞬間に発せられたのは歓声と納得の声



それほど皆から信頼されてる証拠だ

それにクラスのやつはもうすでに珈衣のかわいさを知っている

クラスのやつにばれた今でも地味な姿は続けている

話によると霊力を抑えるためだとか

燐はメガネだとか髪を結ってるゴムだとかで抑えていた




「書記の波畑珈衣です。精一杯やらせてもらいます」



「んじゃ、次俺ね~」





フードを取ると更なる大きな歓声が上がった

卓もはっきり言って並のやつよりも顔はいい

少しチャラいが性格も悪くない

女子にはモテるし、男子にはよき友達として人望が厚いのだ

そういう卓は燐にとってのさいこーに誇れる友だった




「副会長、相川卓です♪会長を精一杯支えさせていいただきます!みんなも会長を支えてあげてね♪」




そう言いながらニコっと微笑むと周りの女子はポッと顔を赤くした

燐はそれに苦笑いを浮かべながら自分の番だと一歩前に歩み出た



いささかめんどくさいけど受けてしまったもんは最後までやらないと気が済まない燐

この挨拶が生徒会長としての初仕事だ
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