オレはそんな彼女に恋をした ~地獄鬼の襲来!~ [完]
5限目 平穏な日常!?
地獄鬼と戦ったあの日からもう二週間はたっていた。
今の燐たちは生徒会の仕事に明け暮れ、また陰陽師としての仕事にも明け暮れていた。
しかし裏の世界は不気味なほどに静かな時がながれていく
「はぁ、このごろ妖一匹も見らへんなぁ~。まぁ、それはそれでいいんやけどなんや、不気やわぁ・・・」
龍はそんな燐の言葉にため息をついた
最近理事長室にきてはぶつぶついったりため息をつて考えたりしている燐
そんな燐のほうがよほど不気味だと龍は思っていた
それに別に来るのはいいがそれがたまに授業中の時間だというのが問題だった
「おい燐、ここにきてぶつぶつ言うのやめてくれへんか。
燐がここにきてくれんのはうれしいねんけどな?
それにいま、仕事とか忙しいんやからあんま妖怪いてへんほうがいいやないか」
燐と同じく龍も悠長に関西弁と標準語の混じった言葉をしゃべっていた
燐は龍のそんな言葉に眉を寄せながらう~んとうなった
「けどな~、おらへんほうが落ち着かへんねん。
はぁ、しばらく寝るわ。放課後に起こしてーな。じゃ、おやすみぃ~」