オレはそんな彼女に恋をした    ~地獄鬼の襲来!~ [完]

「オレは何も用事わないので大丈夫です」

「私も大丈夫ですよ」






おそらく半ば強引に連れて行かないと燐はいかない

卓はそう確信していた

遊びに行こうと誘っても忙しい時や気が滅入っているときはいつもがんとして外に出ようとはしない

卓は燐をそっと心配そうに見た



____皆・・・・・お前のことは心配してるんだぜ




「さて、んじゃ今日はもう帰るか」

「そうですね。帰りましょう」

「では明日のことはメール等で。」




その言葉に珈衣と卓はうなずいた

皆席を立ち、卓は燐の肩をゆすった

すると燐はムクッと体を起こした





「おい燐、帰るぞ」




卓のその言葉に燐は眠そうに答えた




「ワリィ・・・また寝てたか・・・・。」



おおきく欠伸をしそう言った



「あぁ、ざっと1時間は寝てたか。悪いな、仕事やらせちまって」


悪いと、みんなを見た
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