オレはそんな彼女に恋をした ~地獄鬼の襲来!~ [完]
「ち、違う!今日は依頼者を連れてきたんだよ」
後ろに立つ女性を見た燐は仕方なさそうに家に招き入れた
「それで、依頼内容は?」
ちなみに、卓は燐の裏の性格だけでなく陰陽師であることも知っている。
そんあ卓はたま~にこうして依頼をここにしに来たり、妖怪に困ってる人を連れてくる
「今回の依頼人、煤名嘉 美空(ススナキ ミソラ)さん。美空さん、あのことを燐に話して」
燐たちとあまり変わらない歳の少女は一言簡潔に言った
「実はここ最近、誰かに狙われてるんです・・・。それも・・・」
そこでいったん黙ってしまった
おそらくいうのが怖いのだろう
そんな彼女に燐は優しく語りかける
「どんなことでもオレは信じる。話してくれないか?」
その言葉に彼女は卓を見た
卓は大丈夫というように目で促した
「その狙ってくる人なんですけど・・・人間じゃないと思うんです。人間にはできないこ
とばかり起きるんです・・・」
燐はその出来事とやらを聞いてみた
確かにそれらは・・・人には不可能なことばかりだった・・・