オレはそんな彼女に恋をした ~地獄鬼の襲来!~ [完]
「それなら、すぐに解決できる」
「本当か、燐!!」
暗くなっていた二人は燐の一言に顔をあげた
そんな二人に小さくうなずいた
「二人とも、下がって」
「あっ、ああ」
何かを察したように卓は彼女を腕で制して後ろに下がった
「出てこいよ、いるんだろ」
燐の呼びかけに素直に出てきたのは小鬼だった。
「今回の主犯はこいつや。」
「もしかして、こいつがいるとわかっててここに?」
ここというのは家にある、トレーニングするための広い場所・・・
あらかじめリビングではなくこちらの部屋に通したのだ
「さぁ、その首駆らせてもらうで」
燐の霊力が少しずつ溢れ出し小鬼は苦しそうに顔をゆがめた
「オンアビラウンケンソワカシャラクタン、斬!」
斬撃が小鬼を襲い、小鬼は逃れられず駆られる
ホントにほんの一瞬で終わらせた燐を唖然と見ていた