オレはそんな彼女に恋をした ~地獄鬼の襲来!~ [完]
「これにて終了。もう大丈夫やで、でもまぁまた襲われてもいかんから一応これをお持っとくとええ」
そういって差し出したのはかわいらしいお守り
「ぇ、でも悪いです。退治までしてもらったのに」
遠慮する彼女に卓は言った
「燐が言うんだ、持ってたらいいよ。」
それをきいて彼女は素直に受け取った
そして安心したように燐に頭を下げた
「ありがとうございました。このご恩、忘れません!」
「またなんかあったら言うてくるといい。いつでも力になるで」
「はい」
無事に終わったことに燐は安堵の息を吐いた
今のこの時代にも妖に悩む人は多くいる
その人たちを助けるのが燐の役目なのだ