オレはそんな彼女に恋をした ~地獄鬼の襲来!~ [完]
それに珍しく燐は目を見開き空を指さして震えた
「!?しゃ・・喋った!!」
その反応を空は楽しむようにクククッと小さく笑った
[いい反応だ。お前にはこの姿を見せれば我がわかるな?]
すると空の体は炎に包まれ大きな鳥に姿を変えた
綺麗な緋色の翼に神々しいオーラ
誰が見ても見惚れてしまうその姿
「おまっ、いやあなたは」
燐は空の姿を見るなりいきなりかしこまった
[かしこまらなくていい。見てのとおりオレは神と呼ばれるうちの鳳凰(ホウオウ)だ。今まで力をためるためにしゃべらないでおいた。]
そう、燐がかしこまったのは空が神『鳳凰』だったからだ