ポーカーフェイス
茜「ま…舞ちゃん!」
舞「…なに?」
よく見るとすごくきれいな子だなー…
茜「あ、ありがとう!
舞ちゃんって、かっこいいね」
舞「は…?」
茜「あんなにはっきり言えるのってすごいと思うよ!
私気が弱いからさ…」
歩きながら話していたけど、舞ちゃんが止まったので私も止まる。
茜「私の言葉で嫌な気持ちにならないか、とかさ。
そういうのが心配なの。
だから何も言えなくて、バスケやってたときだって…
八方美人、なのかな」
舞は私を一瞥したあと、前を向いて話し始める。
舞「何も言えないことがすべて悪いことなわけじゃないと思う。
優しい、と思うよ」
茜「…ありがとう!」
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