ごく普通の女子高生が、暴走族のお気に入りになって恋しちゃった話
ピピピピッピピピッ・・・――――――

・・・今日も、始まるのか・・・・。

ブーブーブー

携帯のバイブとともに、私のお気に入りの着信音が、部屋に鳴り響く。

今日は誰かな。

「はい、もしもし」

「海乃莉?おはよ、俺だよ、啓吾」

今日は啓吾か。

私がみんなのも・のとなってしまってから数日。私が起きる時間になると、携帯が鳴る。それは、私と登校するため。

1番最初にかかった人が私と登校できる。

「うん。ディスプレイにでるし。今日は、啓吾君か」

「・・・・」

「あれ?啓吾くーん?おーい!けい」

「あのさ、俺のこと、啓吾って呼んで?」

えっ・・・それって・・・・

「呼び捨てってこと・・・・?」

「うん」

「・・・・」

だだ、だって、「啓吾」って呼ぶんでしょ?なんか、今更恥ずかしくない?前まで君付だったんだからそれでいいじゃないの?!

「海乃莉。呼んで?」

真剣な声・・・。

ついに私は負けてしまいました・・・。

「啓吾」

「・・・もう1回言って?」

「け、啓吾」

ブチッツー、ツー、ツー

えっ?!いきなり切った?!なんでよ。そっちから言ってきたんでしょ?!

あぁ。もういいやっ。

学校行く準備しよう。






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