ごく普通の女子高生が、暴走族のお気に入りになって恋しちゃった話
そんなこんなで、闘龍会につれてこられてしまった私。

「ねぇ、純弥・・・」

「あ?」

「なんか、みんなさ、私のこと見てない?」

そうなんです。さっきから、ジトー・・・・っと見られているんです。

「まぁ、俺の初めて連れてきた女だからな」

きゅん

ま、まぁ、しょうがないっかぁ・・・。

そして、やっとこさっとこ倉庫に入った。中には少人数しかいないから、多分、上の人しか入れないんだと思う。

「おっ、純弥久しぶりだなぁ!」

「よぉ、賢治!」

「ん?その子、誰?」

わわっ、話し私に振られたしっ。

「海乃莉、俺の彼女だから」

「あぁ、幼馴染のか。ねぇ、海乃莉ちゃん」

「は、はいっ」

「俺、熊木 賢治《くまき けんじ》っての。タメだから、賢治でいいよ。でさ」

な、なに?!賢治ってゆう人、片膝ついて私の右手をとった!!

「純弥なんかやめて、俺にしない?」

はぁ?!

「無理だから」

ん?わ、私じゃないからっ!私が言ったんじゃないから!

「海乃莉は、俺のだし」

「え、私、ものじゃ」

「言うと思ったわぁー。ま、おしあわせに」

え、ちょ、えぇー、私、どうすればいいの?しかも、片抱かれてるし。

「ねぇ」

「ん?なに」

「私、ものじゃない」

「お前はもので十分だよ」

はいでました。彼氏とは思えない発言。うん、ひどすぎるよね。

だいたいさ、幼馴染(好きな子)にさぁ、そうゆう大切なことは言っておくべきでしょ。なんで言わなかったかなぁ。

「純弥」

ぅえ?!誰?!

あ、意外にかっこいいかも・・・・って、

「あ!雄也お兄ちゃんだ!」

雄也お兄ちゃんは純弥のお兄ちゃん。3歳上なんだ。

「ん?海乃莉、来たのか」

「うん!」






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