それは運命のいたずら


――――……


―――……


カーテンの隙間から、暖かい日差しが私の部屋の中を照らす。


「…あっ。実杏!」


「うぇっ!?」


「うぇっ!?じゃねぇよ。毎朝弟に起こされる姉ってどうよ」


…私、昨日の記憶全くないかも。

どうやって家に帰ってきたのか、ご飯は何を食べたのか…

何も覚えていなかった。



「ねぇ、私、昨日の記憶全くないんだけど」


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