それは運命のいたずら
Destiny 01
■宙斗side


2010年12月24日、
クリスマスイブ。



俺は、街にある色々な光を放っている大きなクリスマスツリーの下で大好きな人
を待っていた。


…来る保証なんてない。
俺の一方的な片思いだから。

来なかったときには、すぐには無理だけど、この恋にピリオドを打つ。

俺なりのけじめ。



視界には、幸せそうに俺の前を横切る恋人たちの姿。



時刻は18時。

待ち合わせは19時。

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