変人奇人凡人
生徒会室ジャック事件(犯人は会長)
「はーっはっはっはっはっ!!生徒会室はこの俺がゲッチューしたァァ!」
「ちょっと待て、変人生徒会長。ゲッチューってなんだ、ゲッチューって」
「ゲッチューはゲッチューだよ、凡人影薄瑞樹君!!」
「影薄・・・ちょっと面かせ、コラ。凡人は認めるから」
瑞樹はそう言い、春日の頭を掴み、グググ・・・と自分の方へと寄せる。
瑞樹――・・・深山瑞樹は春日に言われた様に、ただの凡人である。影が薄いかどうかは分からないが。
そして、春日・・・尾祇春日は通称・変人生徒会長と呼ばれる、生徒会長である。一応、これでも。
「ちょ・・・、瑞樹やめてよ!BL!?ボーイズがラヴなのか!?俺、下!?」
「黙れ。誰もんなやましい事しねえよ。ただ、お前を殴るだけだ」
「え、フルボッコ!?フルボッコなの!?俺のプリチーフェイスに!?」
「よーし、ちょっと歯ァ食いしばれ。大丈夫だ、痛くしないから」
瑞樹はそう言い、拳を構える。
「嫌ァァァ!!瑞樹君、ストップ!STOP!!105円あげるからァァ!!」
「安っ。しかも何なんだよ、その中途半端な額は」
「なっ・・・。105円を舐めちゃ駄目だぞ!105円あったら、10円ガム10個と5円チョコ1個買えるんだぞ!」
「そうか。殴らせろ」
「えっ・・・ちょ、待っ・・・」
瑞樹は春日の制止の言葉を無視し、ボカッという音を立て、春日の頬に、拳を入れた。
「ゴファッ!!」
「・・・」
瑞樹は春日を殴ったあと、黙ったまま掌を合わせパンパンッと埃払うようにした。
「・・・み、瑞樹君?」
「何だ、バ会長」
「バ会長!?」
「じゃ、俺帰るわ」
「ええええええ!?俺、放置プレイ!?」
「黙れ」
春日は瑞樹に殴られた頬を押さえながら、瑞樹を呼び止めたが、瑞樹はそれを無視し、
生徒会室のドアをガララ・・・と音を立てながら開き、生徒会室から去って行った。
「・・・え、ちょっと。瑞樹君!?瑞樹ィィ!?」
その後も春日は、室内で瑞樹の名を叫んでいた。
「ちょっと待て、変人生徒会長。ゲッチューってなんだ、ゲッチューって」
「ゲッチューはゲッチューだよ、凡人影薄瑞樹君!!」
「影薄・・・ちょっと面かせ、コラ。凡人は認めるから」
瑞樹はそう言い、春日の頭を掴み、グググ・・・と自分の方へと寄せる。
瑞樹――・・・深山瑞樹は春日に言われた様に、ただの凡人である。影が薄いかどうかは分からないが。
そして、春日・・・尾祇春日は通称・変人生徒会長と呼ばれる、生徒会長である。一応、これでも。
「ちょ・・・、瑞樹やめてよ!BL!?ボーイズがラヴなのか!?俺、下!?」
「黙れ。誰もんなやましい事しねえよ。ただ、お前を殴るだけだ」
「え、フルボッコ!?フルボッコなの!?俺のプリチーフェイスに!?」
「よーし、ちょっと歯ァ食いしばれ。大丈夫だ、痛くしないから」
瑞樹はそう言い、拳を構える。
「嫌ァァァ!!瑞樹君、ストップ!STOP!!105円あげるからァァ!!」
「安っ。しかも何なんだよ、その中途半端な額は」
「なっ・・・。105円を舐めちゃ駄目だぞ!105円あったら、10円ガム10個と5円チョコ1個買えるんだぞ!」
「そうか。殴らせろ」
「えっ・・・ちょ、待っ・・・」
瑞樹は春日の制止の言葉を無視し、ボカッという音を立て、春日の頬に、拳を入れた。
「ゴファッ!!」
「・・・」
瑞樹は春日を殴ったあと、黙ったまま掌を合わせパンパンッと埃払うようにした。
「・・・み、瑞樹君?」
「何だ、バ会長」
「バ会長!?」
「じゃ、俺帰るわ」
「ええええええ!?俺、放置プレイ!?」
「黙れ」
春日は瑞樹に殴られた頬を押さえながら、瑞樹を呼び止めたが、瑞樹はそれを無視し、
生徒会室のドアをガララ・・・と音を立てながら開き、生徒会室から去って行った。
「・・・え、ちょっと。瑞樹君!?瑞樹ィィ!?」
その後も春日は、室内で瑞樹の名を叫んでいた。